
突然ですが皆様は、普段の目のケアはされていますか?
勿論眼鏡やコンタクトをすれば裸眼よりもはっきり見えるので、
特に生活で困っていない方もいらっしゃるかもしれませんが、
出来れば視力が良いことに越したことはないですよね?
視力UPと言うと、真っ先に思いつくのが「アントシアニン」ではないでしょうか?
特にブルーベリーに含まれていることで有名ですが、ちょっと疑問があります。
それは、「ブルーベリー」を食べれば視力は良くなるのか?
ということです。
今回のテーマは、普段の生活においても役に立つテーマだと思いますので、
是非最後まで見ていって下さいね!
結論!!

結論を先に言いましょう!
「ブルーベリーを食べると視力が上がる」という科学的根拠はありません。
ですが、、ちょっとお待ちください!
ブルーベリーに含まれているアントシアニンは、非常に大切な成分です。
そして、アントシアニンをよく知ることで、より普段の皆様の健康に役立ちます!
ですから良い機会だと思っていただき、
一度アントシアニンとはどんなものか見ていきましょう!
ブルーベリーの成分

先ずは、ブルーベリーに含まれている成分を簡単にお伝えしましょう。
★ブルーベリーの成分
①アントシアニン
⇒ポリフェノールの一種であり、青紫色の天然色素です。
※ポリフェノールとは、植物が光合成を行う時に出来る物質の総称です!
②ビタミンA(レチノール)
⇒目や皮膚などの粘膜を正常に保つ、細胞の成長促進。視覚に関わる視細胞に対して光の刺激を受けた時の反応に対して重要な役割や夜間視力の維持を助けます。
③ビタミンE(トコフェロール)
⇒有名な働きとして抗酸化作用が挙げられ、活性酸素から生じてしまう害から身体を守ることや、細胞、血管の健康維持、さらには老化予防にも作用すると言われています。
④ビタミンC(アスコルビン酸)
⇒ビタミンEと同じく抗酸化物質として活躍し、皮膚や目、骨に筋肉を付着させる繊維性の組織である「腱(ケン)」などに含まれているコラーゲンを作ってそれを維持する為にも必要な成分です。
さて、ざっくりブルーベリーの成分をお伝えしましたが、
身体にとってとても大切な成分だったと思います。
脅すわけではありませんが、
ビタミンCのコラーゲンを作る作用がもし不足していたらどうなると思いますか?
コラーゲンが不足すると組織の柔軟性を維持する機能が弱くなり、腱や靭帯の怪我の回復が遅れ、骨の柔軟性が低下して骨折しやすくなる可能性があります。
コラーゲンが不足すると骨折しやすくなるというのは安直に聞こえるかもしれませんが、
決して大げさに言っている訳ではなく事実なのです。
それと同じように、ブルーベリーには不足したら身体の機能を損なってしまう大切な成分が沢山含まれているのです。
アントシアニンとは?

先程のブルーベリーの成分を踏まえた上で、今度はアントシアニンを説明していきましょう。
アントシアニンとはポリフェノールの一種であり、
植物が光合成した時に出来る成分の総称です。
ポリフェノールは5000種類以上あると言われ、
●アントシアニン
●カテキン
●ルチン
●クルクミン
●ショウガオール
●カカオポリフェノール
●コーヒーポリフェノール(クロロゲン酸)
などなど沢山あります。
そしてそれぞれ特徴的な色素があり、アントシアニンは青紫色です。
※ナスやブルーベリー、カシスが青紫色であるのはアントシアニンを含んでいる為です。
次にアントシアニンの作用を簡単にまとめてみましょう。
①目の機能回復
⇒目の網膜にあるたんぱく質(ロドプシン)の再合成を促進する働きがあります。ロドプシンは「視物質」と呼ばれ、光を認識し、視神経へ信号を伝える為の初期反応を担っています。そして、この物質が減少してしまうと目の疲れに繋がってしまうのです。
②抗酸化作用
⇒抗酸化作用においてよくセットで出てくる「活性酸素」ですが、身体にあるこの活性酸素も適量なら問題無いのですが、多かった場合に過酸化脂質というものを生み出してしまい、細胞を傷つけたり、病気や老化の原因に繋がっていきます。
③眼病の予防効果
⇒目の水晶体が白く濁ってしまうことで見えにくくなってしまい、視力が低下する白内障という病気の予防になるという研究結果が出ております。抗酸化力が高いことによって、
目の水晶体に入ってくる紫外線によるダメージから守ることに繋がります。
以上代表的な例を挙げましたが、
詰まるところ、目の健康という点においては、非常に大切な成分であることが分かると思います。
視力が上がるというのは勿論期待したい結果ではありますが、そもそも目の健康を維持することも大切であると考えることが出来れば、アントシアニンにという成分に対しての評価は下がらないでしょう。
ですので、普段積極的にブルーベリーを摂取している方は是非続けていただければと思います!
まとめ

以上ここまで、ブルーベリーとアントシアニンについてお伝えさせていただきました。
私が日々の健康に対して常々思っていることは、きちんと栄養の作用や効果を知る事です。
普段から満遍なく栄養を摂れている方は問題無いと思いますが、
間違った認識の元に過剰摂取してしまうことだけは避けていただければと思います。
それでは引き続き「目の健康」を大切にしましょう!
diary.st著