サプリメントの話し

気を付けて!サプリメントの過剰摂取は大変危険です!

気を付けて!サプリメントの過剰摂取は大変危険です!

「最近疲れが取れないな…、よし!とりあえず疲労回復のサプリをたくさん摂るか」」
「足りない栄養素はサプリメントで補えばいい」
「私なんて満遍なく飲んでるわよ」

突然失礼しましたが、最初に書いたセリフは実際に存在する考えです。

普段私達は生きていく為に睡眠、食事、仕事など様々な行動を無意識に繰り返してしまっていることが多いですが、
その「無意識」、つまり当たり前の行動の中に恐ろしい危険が隠れていることがあります。

本日はあえて、最初に何の話をするかの言及は避けてお話をさせていただければと思います。

今後の人生において重要なお話になるので、是非最後まで見て下さいね!

臨機応変という行動の罠

気を付けて!サプリメントの過剰摂取は大変危険です!

冒頭でどんな話するかはあえて避けるとは言ったものの、
それでは困る方もいらっしゃると思いますので、結論を先にお伝えすると、

「サプリメントの過剰摂取は危険です」

という話です。

さて、、、今読者の方の中には、

「あっ、サプリメントの話ね」

と大半の方が思われたと思いますが、ちょっと待っていただきたいです。

今回の話の意図は、
●「サプリメントという認識に対して、臨機応変に飲めば問題無い」
●「必要があれば飲めばいい、人によって効果は様々である」

と言った、よく人間してしまう思考に警鐘を鳴らすという意図があります。

それではここからじっくりお話ししましょう。
先ずは、以下の文を一度お読みください

★食事という無意識の危険性

●食事に関しては栄養をバランスよく摂ることが大切であることは知っているが、
そもそも仕事が忙しくて毎日その事を考えている暇はない。
●とりあえずお腹に入ればいい。
●食事?まぁ、別に普通に食べているけど、特に体には問題無いよ
⇒ここで挙げた気持ちや考えは一般的によくあると思いますが、
危険なのは、食事を生活の一連の流れとして「無意識」に行動した結果、
軽視してしまっていることです。

さて、こんな事を言うと、「別に軽視している訳じゃないよ」とすぐ反論されると思いますが、ここが注意です。
恐らくこの考えの裏には、以下のような考えがあるでしょう。

(臨機応変に、適宜、必要な時に必要な分だけ食事を摂れば問題ないでしょ)

嫌な言い方をすれば、日本語は間違っていません。しかし、これに対し少し厳しい質問させていただきましょう。

「臨機応変に栄養を摂るというのは、ちゃんと全て栄養素の効果、効用、作用を知っていて、かつ数字単位でどれくらい栄養素が必要かを知っていて、本日はどれだけ栄養素を蓄積していて、後いくつ必要かを常に把握していて、その栄養素がどれだけ吸収されるかを毎日毎日理解している、という事でしょうか?」

嫌な言い方になってしまって申し訳ございませんが、臨機応変とか適宜などの言葉や意味を間違って認識しているとこのような返答が返ってきます。

そしてさらに言えば、臨機応変という言葉に固執してしまうと、
お話のメインである「サプリメント」に関しても、以下のように考えるでしょう。

(普段この栄養素を摂れていないし、サプリメントでカバーすればこの栄養素を含む食べ物は摂らなくていいだろう)

とても偏った意見を引っ張ってきているように感じると思いますが、
上記の考えは実際非常に多いと思います。

なので、、、

「普段魚を食べないし、頭が良くなるって聞いたから、このDHA(ドコサヘキサエン酸)が入ったサプリメントを飲もう」

という考えが生まれてしまいます。

さて、ここで私が嫌な言い方をしてまで言いたいことは、

あまりにも食事という行動が生活において当たり前になってしまい、
栄養素という考えに対して、「とりあえず補給すればいい」という考えが蔓延しているので、注意してほしいという事です。

ここまで長くなってしまいましたが、次にサプリメントを過剰摂取した場合の危険性をお伝えしましょう。

過剰摂取の危険性

気を付けて!サプリメントの過剰摂取は大変危険です!

サプリメントの危険性は、主に以下だと言われています。

①栄養素の過剰摂取が健康被害を及ぼす
②医師が処方した薬を服用した場合に、その薬の効果を妨げ、悪影響がある
③サプリメントは「健康食品」であり、法律上の定義が無い為、
医薬品と違って全ての成分が記載されているわけでは無い

1つずつ解説していきましょう。

①栄養素の過剰摂取が健康被害を及ぼす
⇒日本語だけ見れば当たり前と思われると思いますが、これは実際例を見てみましょう!

★過剰摂取の例
●ビタミンA:脱毛、皮膚の剥離、肝臓や骨の異常
●ビタミンE:筋力低下、疲労、脳内の重篤な出血リスク
●カルシウム:便秘、泌尿器結石(もし経験ある方は恐ろしさが分かると思います)

これはほんの一部に過ぎませんが、栄養を過剰に摂ると不健康どころか、
命に関わることもあります。そして、決してこれは大げさではありません。
その事を認識すると「栄養素」というものに対する考えが変わってくるでしょう。

②医師が処方した薬を服用した場合に、その薬の効果を妨げ、悪影響がある
⇒サプリメントを摂取する時の考え方として注意すべき点は、
食事の栄養素+サプリメントの栄養素でその日の栄養素を測るという考え方は間違っているということです。
サプリメントと医師から処方された薬は互いに影響を及ぼしあうので、お互いの作用によって薬の効果を増強したり、弱まったりすることがあります。
例えば、腎毒性の強い薬を飲んでいるのに、クレアチンという筋肉を強くするといった効果を促すものを同時に摂取すると、腎障害悪化の可能性があると言われています。

③サプリメントは「健康食品」であり、法律上の定義が無い為、
医薬品と違って全ての成分が記載されているわけでは無い
⇒サプリメントとは、あくまで補助食品なので、
もう一度言いますが、あくまでも「補助」という扱いになります。
そして、健康に良いという科学的根拠があるかは不十分であり、
天然由来成分だからと言って安全ではなく、アレルギーや医薬品との相互作用を引き起こす可能性もあります。
その上、成分が全て書かれているわけでは無いので、余計に上記のリスクと引き起こしやすいと言えるでしょう。

説明が長くなってしまいましたが、これでもほんの一部の内容です。

●サプリメントを飲めば、その栄養素の効果を簡単に得られる。
●サプリメントをたくさん飲んで健康になろう
●サプリメントを飲んでいるから健康だよ

という考え方はまさに危険であり、
特に恐ろしいのは食べ物であるため、「無意識」に摂取を続けてしまうことです。

そしてその摂取は効果だけが目的であり、リスクを理解していません。

ですからサプリメントの話をする前に、
先ずは人間の考え方のお話しから入らせていただいたわけです。

ここまで読んでいただけますと、
サプリメントという扱いを少しは適切に考える事が出来ると思います。
(少しはと言っているのは、完全に理解しようとすると、医師レベルの知識と経験が必要になるからです)

最後に

気を付けて!サプリメントの過剰摂取は大変危険です!

以上ここまで、サプリメントと栄養素の過剰摂取の危険性をお伝えしました。

少し辛辣な文になってしまいましたが、普段からあまりに「食事」という行動が当たり前で一連の流れになってしまい、サプリメントの効果を見て安易に摂取してしまう方多いので、今回このお話をしました。

勿論、本当の意味で臨機応変に摂取できれば問題はありませんが、
くれぐれも「サプリメントで足りない栄養素を補強しよう」という考えが生まれた時に、
何か「考え方や目的」を間違えていないか気にしてみて下さいね。

diary.st著