
皆様、突然ですが普段健康に気を遣っておられますか?
因みに健康に気を遣うとなると主にどんな行動に気を遣っていますか?
睡眠?、食事?、運動?
いきなり質問攻めで申し訳ございません。
しかしです、、、
この質問の中にはこう思った方もいらっしゃるはずです。
「ごめん、今忙しいから」
「大丈夫、健康には問題無いから」
「健康診断受けてきたけど、問題無かったから」
私は思うのです。
最近何かにつけて、何かを質問された時にこのような返答が多いなと、、、
「自身の目の前の問題が大事!」、「今は考える必要が無い」
それはごもっともですが、その「考える」「行動」にはそれに必要な「身体」が大切かと思います。
前置きが長くなりましたが、先ほど挙げた一般的な返答と絡めながら今回は、
「機能性表示食品」についてご紹介したいと思います。
機能性表示食品についてどうして先ほどの前置きが必要だったのかもしっかりと示していきたいと思います。
そもそも機能性とは

結論から言います。機能性表示食品とは、、
●「お腹の調子を整えます」といった特定の保健の目的が期待できる機能性を表示できる食品
●事業者の責任において、科学的根拠に基づいた安全性や機能性が表示されている
●事業者より消費者庁への届け出が必要な食品で、明確な基準量が設定しておらず、健康への働きを記載することが出来る
★例:カテキンが入っているお茶の場合
「本品は茶カテキンを含んでいます、茶カテキンは抗酸化作用や血糖値上昇抑制作用が期待できます」
※明確な基準量は記載が無いが、どんな効果が期待できるかを表示している
少し分かりにくい言葉もあると思いますが、ここで1つ注意をしておきましょう。
それは「機能性」という言葉です。
機能性の意味は、「実用的で無駄の無いような設定や設計」と言ったような意味で捉える方多いと思います。
前置きで触れました、「忙しい人」「時間が無いので効率を求める人」にはうってつけの言葉でしょう。
そして予測できる流れとしては、
忙しく効率的を求める人は、調べもせずに結果があると信じ、
摂取量を考えずに毎日買っては、実際の効果を認識しないで食べ続ける。
非常に極論的な例を出しているように思えますが、、、
実際に普段料理をしなくて仕事で忙しい人がきちんと食事を摂らずに、
キャップを開けたらすぐゼリーを摂取できるパウチタイプの食べ物や栄養を摂取ができると書いてある食品(クリームブランなど)をデスクの上などに置いて、それで昼食や夕食を済ましてしまっている方がいるでしょう。
そしてこう思います。
「これを食べたから安心」「これを食べているから健康である」
または、
「別に健康だとは思っていないが、少なくとも食べないよりはマシでしょう」
などなど無意識にそう思っている方が多いと思います。
ですから、「機能性表示食品」という正しい定義を知らずに食べてしまっている、
または食べ続けている方が多いのではと、筆者は感じているのです。
機能性表示食品の正しい食べ方

これも先に結論を!
機能性表示食品をもし摂取するなら以下の注意が必要です。
①保健機能食品と言われる
「特定保健用食品(トクホ)」
「栄養機能食品」
「機能性表示食品」
機能性の表示が出来る食品の違いを知っておくこと
※簡単にざっくりで大丈夫です。
②機能性表示食品はあくまでも事業者が自らの責任において科学的な根拠を基に適正な表示を行う食品なので、国が審査しているわけでは無い。
※実際に消費者庁が機能性表示食品の点検を行い、約2割が販売終了や根拠不十分なことで撤回されている
先ずはここまで挙げましたが、次の③が重要です。
③もし本当に機能性を求めるなら「自身で調べて、効果が無くても自身で責任を負う」
③を聞くと「うっ、、」となる方が多いのではないでしょうか?
これは別に機能性表示食品には限りませんが、以下を見ていただければと思います。
●トクホと呼ばれる特定保健用食品は、消費者庁が食品1つ1つを審査している食品
●機能性表示食品は、事業者責任かつ国に届け出がされていることで表示が出来る食品
●栄養機能食品は、特定の栄養成分を補給する為の食品で、国で定められている「1日に必要な摂取量の基準量」が含まれていれば国の許可なく栄養成分の効果を表示できる食品
そしてあえて言わなくてもいいとは思いますが、
●結果、どんなに国が審査していたとしても、消費者が期待する効果が必ずあるわけでは無く、あくまでも期待になる
ということです。
さて、忙しい人や効率を重視する人が気にするのは「結果」ではないでしょうか?
その結果があるからこそ、機能性を重視して食べようとする。
そして「機能性表示食品」と聞くと結果ありきで食べることになる。
これが現実ではないでしょうか?
ですから、機能性表示食品の「正しい食べ方」は、皮肉にも、
「時間を使って自身で調べて、食べ続けた結果のデータを自身で取る」
というのが答えになります。
健康食品という考えの改めを!

以上ここまで、機能性表示食品についてご紹介をし、最初の前置きを書いた理由も含めてお伝えをさせていただきました。
今一度まとめますが、
「忙しい」から「効率、結果」を求めて、「機能性」という言葉を見て、結果を期待するというのが無意識に起きてしまっているのが現状です。
機能性表示食品はあくまでも補助と考えることが一番大切な事であり、
補助と思えるなら「どうやって補助させるか」という本来正しい考えに至ることが出来るでしょう。
そして結果、機能性表示食品を本当の意味で自身の健康に役立てることが出来るのです。
diary.st著