
突然ですが、皆様は普段の健康に気を遣っておりますか?
健康に気を遣うとなると、睡眠や運動、ストレス発散など方法は様々ですが、
勿論食べ物も大切ですよね!
今回は健康に役立ち、その中でも有名なDHAについてご紹介したいと思います。
この記事を読んでいただくと、ただDHAの事が分かるだけではなく、
取っ付きにくかった内容の抵抗が軽減されるかと思いますので、是非読んで下さい!
(取っ付きにくいって何の事?と思われると思いますが、この後分かります)
DHAにまつわる用語について

先ずは冒頭で触れた、「取っ付きにくい」の解消から始めましょう。
DHAというと青魚やサプリメントを想像する方が多くいらっしゃると思います。
「頭が良くなるんでしょう?」
そんなイメージが強く、いざDHAを調べようとすると、、
●不飽和脂肪酸
●n-3系
●リノレン酸
「いやいやそんなこと調べたいわけでは、、、」
「何か難しそうだな」
と思い、調べたけど途中で止めてしまった方が多いのではないでしょうか?
なので、一度それらの用語を簡単に整理してまとめてからDHAに関してお伝えすれば、
自身で調べた時の抵抗が軽減され、かつ理解しやすくなると思うのです。
では早速ですが、用語をまとめてみましょう。
※最初は文字通り取っ付きにくいと思いますが、必要な部分だけしか触れないので、
一緒に付いてきてくださいね。
①DHAの分類について
DHAは簡単に言うと、私達の身体に必須である栄養素であり、
脂肪酸と言われるものです。
この脂肪酸には分類があるのですが、下記にまとめてみます。
①飽和脂肪酸(主に動物性脂肪に含まれる)
②不飽和脂肪酸
●一価不飽和脂肪酸
●多価不飽和脂肪酸(高度不飽和脂肪酸):オレイン酸
・n-3系(ω-3系):DAH、EPA、α-リノレン酸
・n-6系(ω-6系):リノール酸、アラキドン酸
★不飽和脂肪酸:私達の体内で合成出来ない必須脂肪酸の一種。
★飽和脂肪酸:私達の主に肝臓の細胞質で合成され、食品からも摂取されるもの
「DHAのお話なんじゃないの?」というお声を頂きそうですが、
上記の言葉1つ1つを理解しなくても、整理をしておくと、急にこの用語が出来てきた時に、理解がしやすく、抵抗も無くなるかと思います。
そのまま分類をお伝えすると脂肪酸は、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分類され、
不飽和脂肪酸は一価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸に分類され、
多価不飽和脂肪酸の中に、「n(ω):オメガ」と言われる脂肪酸があり、DHAはオメガ3系(n-3系)と言われる分類に当たります。
ここで、「オメガとは」、「脂肪酸とは」と色々分からない言葉が出てくると思いますが、
単純に脂肪酸という分類のこの部分に当たる(こういう名前の分類に当たる)と思っていただければ大丈夫です!
ただ重要な事は、不飽和脂肪酸と飽和脂肪酸です。
これも、私達の体内で作られる栄養素なのか、そうでないかとだけ分かっていただければ問題ございません。
なので、上記の言葉をまとめてみると、DHAとは
「私達の体内では合成されない栄養素の1つ」
だと思っていただければ、この後の説明が分かりやすいかと思われます。
体内で合成されない?

先程の説明で、DHAが体内で合成されない必須脂肪酸だということが分かったかと思います。
そして、「必須」ということは、完全に言葉の通りではありませんが、
私達の身体にとって非常に重要な成分であることは間違いなさそうです。
ここで皆様にもう少しDHAにご興味を持っていただく為に、
ある事を伝えたいと思います。
いきなりですが、DHAを摂取するにはどうすればいいでしょうか?
青魚かサプリメントだと思われる方が多いと思いますが、
「青魚にDHAが含まれている」というのは、少々正確ではありません。
正しくは、海中に生きている植物プランクトンがDHAを合成しており、
それを食べた魚、また植物プランクトンを食べた魚がDHAを保有している、
という解釈が正しい見解になります。
ということは、海中の植物プランクトンを食べていない魚はDHAを保有しておらず、
養殖の魚に関しては、もし人工飼育の過程で餌にDHAなどが含まれていなければ
魚自身も栄養失調になる上に、その魚にはDHAが含まれていないことになります。
魚自身でDHAを体内で合成出来るわけではないので、
元々は海に存在するプランクトンがDHAの発生元となります。
DHA自体のメリットとは少し違うお話になりましたが、大体ここまで知っておくと、
ご自身でもDHAを調べた時にいきなり出てきた用語に抵抗が薄まると同時に、
興味も少しお持ちいただけたのではないでしょうか?
DHAのメリット

ここまでお付き合いいただきまして、ありがとうございます。
それでは次にDHAのメリットについてお伝えします。
先ずは簡単にまとめましょう。
①思考力や記憶力の維持
②血液をサラサラに!
③抗がん作用や抗アレルギー作用
他にも多くありますが、特に大切なメリットです!
①思考力や記憶力の維持
→DHAは脳細胞に取り込まれ、情報の伝達や細胞を活性化させる作用があります。
ここが重要で、「脳に良いのは分かるが、、」というお声があると思いますが、
脳の細胞が活性化するという事は、学習機能の向上へ繋がります。
結果、早く経験や知識を吸収することに繋がるので、「頭が良くなる」というのは、
まさにこのメリットを指しています。
②血液をサラサラに!
→血液の流れには、主に赤血球の粘り気や凝集性が影響しております。
つまり、血管の中で赤血球が粘ったり、詰まったりすれば血液がサラサラではなくなり、
ドロドロに近づいていきます。
そして、その赤血球の柔軟性を向上させたり、血管自体の弾力性を高めたりすることによって、流れやすい状態(詰まりにくい状態)になるように手助けしてくれる作用がDHAに期待出来るのです。
③抗がん作用や抗アレルギー作用
→DHAにはがんを発生させるプロスタグランジン(発がん物質)を抑える作用があります。また、外から体内に入ったアレルゲン(アレルギーの原因物質)に排除しようとするヒスタミンやロイトコリエンと言われる、PAF(発作性心房細動)という物質が過剰に生産されることを抑えることが出来ます。(花粉症などで鼻水が止まらなくなる原因が、このPAFが過剰に作られるからです)
少々分かりづらい言葉出てきました、脳にも良いし、がんの予防に繋がるのであれば、
非常に重要だと思われます。そして何より「体内で合成されない」という意味が、
ここにきて強く響いてくるのではないでしょうか?
最後に

以上ここまで、DHAについて少し踏み込んだ内容を含め、ご紹介させていただきました。
先ずはここまでお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
もし皆様でDHAをお調べになる時に、今回の内容を少しでも覚えていれば、
かなり助けになると思います。
難しい科学の言葉が纏わりついて読みづらい内容に繋がりやすいですが、
是非皆様もDHAを調べてみていただき、自身の健康に繋げていただければと思います。
diary.st著